未来の教育、どうしちゃおうか。

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ちきりんさんの企画、難民支援協会の新オフィスを見学してきました!

「Chikirinの日記」で知られるちきりんさんの企画に参加してきました。

(企画概要はこちら→http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/touch/20180524

このページから、ちきりんさんの難民支援関係の記事にも飛べるので、よかったらご覧ください)

私はちきりんさんのファンなので、

日本における難民支援というトピックよりも「お会いできる!」ということが最初の動機でした。

けれども足を運んでみたら、

「日本における難民支援の困難さ」が映し出しているものは、かなり大きなものでした。

「難民の受け入れ基準が厳しいとか厳しくないとか、そんな狭い話じゃない」とわかりました。

日本にはそもそも、難民に限らず、

日本に住みたい外国の人を受け入れるという想定が全然されていないのです。

私も初めて知ったのですが、

日本には、外国で生まれた移住希望者を受け入れるのに、かなり高いハードルが課されています。

まず、働いて生計を立てるための就労ビザは、期間や職業が厳しく指定され、状況が変わったらその都度申請や更新をしなければなりません。

そのことは不法滞在対策にはなっていますが、

日本のファンで、日本にぜひ住みたいという人が、心折れてしまうには十分なものだと思います。

結果として、難民申請が

日本移住や就労希望の人にとっての「裏ルート」として考えられている面があります。

もちろん、そういう人は国際法上の「難民」ではありません。

そして、そういう人がいるから…という理由で、

命からがら逃げてきた人も、難民として認定されるまでに、ものすごく長い(8年!)審査が行われるのです。つらすぎる。

ちきりんさんは、

「先進国としてほんとうにこれでいいの?」

と、仰っていました。

難民や移民の問題は、当事者に選挙権がないので

政治家としては解決のモチベーションが低いものです。

だからこそ、今、日本に住んでいる私たちが、未来のこの国がどうあるべきか考えないといけない。と。

私は、多様性のある社会がいいと思います。

日本に住みたい人は来てもらって、

住む地域のルールに応じた生活をしてもらう。

地方分権も進めて、アメリカやカナダのように

地域ごとの個性を出し、どういう人でも居心地の良い場所が「探せばどこかにある」状況になればいいと思います。

多様性のある社会は、

似たような人しかいない社会に比べれば摩擦も多く、うまくやるためにはコミュニケーションコストがかかるので、今ここちよい人はちょっと敬遠したくなるのかもしれません。

自分にもきっと、そういう気持ちはあります。

でも、自分から遠い人とチームになって、あきらめずにやっていったら、思いもよらない、楽しいことがある。

グローバル企業はきっとその発想でしょう。

色々なバックグラウンドの人が、同じビジョンをもって働くから、そのビジョンへの道がたくさん思いついて、成功する。

日本では、もしかすると、そういう経験した人、少ないかもね。自分も相手も同じに見えがちだから。

「違う」ということに傷つく社会はやめたい。

多様性のある社会がいい。